環境情報科学論文集
Vol.24(第24回環境研究発表会)
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良書の読書とCMCが文章と口語の主観的な表現力に与える影響の研究
柴田 雅雄坂部 創一山崎 秀夫守田 孝恵張 建国
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p. 339-344

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抄録

本研究では,CMC (Computer-Mediated Communication) 利用の促進が文章表現力をどの程度向上させ,それが口語表現力と現実の人間関係,そしてQOL (Quality of Life) にどのように影響しているのかという問いを設定した。そして,情報系大学生を対象に調査を実施して,共分散構造分析で良書の読書効果も含めて要素間の因果関係を検証した。その結果,良書の読書のみ文章と口語の表現力を向上させ,メールとSNS (Social Networking Service) は文章と口語の表現力を向上させないことが示された。そのため,今後の情報化社会において「良書の読書」を推進することの重要性が示唆された。

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© {2010}(社)環境情報科学センター
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