主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 91-96
本研究は,身近な自然環境を題材とした企業環境教育プログラムを計画,実施し,その効果を明らかにし,難易度の高い環境配慮行動を促進させるような効果的な内容と形態を示すことを目的とした。講師として参加している企業に協力依頼,および環境教育プログラムを計画し,2007 年 10 月から4 回の実践を計70 名の社員に行った。その結果,受講者の自然環境の知識,環境への意識と環境配慮行動に変化があったことより,効果があったとことが明らかになった。またその内容として身近な自然環境の里地・里山における,生活とのかかわりや共生方法,課題を取りあげ,気づきを促す形態のプログラムが効果的であることが,自然環境保全活動促進モデルにより示めされた。