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2016 年 70 巻 1 号 p. 54-60
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本研究では普通ポルトランドセメントに、無水石膏を含む高炉スラグ微粉末を所定の割合で置換した混合セメントを試製し、流動性試験、凝結試験、水和発熱量測定、水和生成物の確認を行い、流動性や凝結性状の変化に及ぼす結合材の組成と水和反応の影響を検討した。その結果、流動性に関しては水和生成物以外の影響も考慮する必要があること、凝結性状に関してはエーライトの反応による水和生成物との関連性が大きいことを示した。また、間接的に水和物の生成量を示す水和発熱量を用いることで、概ね凝結性状を評価できることを示した。
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