水乾機について熱の流れと効率を求める実験を,水乾工程で使用した場合と締炒工程で使用した場合とに分けて行い,次の結果を得た。
⑴ 水乾機へ供給される熱量は,生葉1(kg)あたり水乾工程で約2,300(kJ),締炒工程で約960(kJ)であった。このうち水乾工程では19.4(%)が,締炒工程では22.3(%)が蒸発熱として有効に使われていた。
⑵ 熱効率への作業条件の影響は,今回の実験の範囲では認められなかった。
⑶ 熱効率は水乾工程で19.5(%),締炒工程で22.2(%)であった。