静岡県農林技術研究所茶業研究センター
パナソニック環境エンジニアリング株式会社
2014 年 2014 巻 118 号 p. 118_19-118_26
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防霜ファンからの距離5.4,10.8,16.2,21.6,27.0m地点の樹冠面に温度計と風速計を併設して,防霜ファンの稼働による樹冠面の風速と葉温上昇量との関係を調査した。10.8~27.0m地点では,風速が大きいほど葉温上昇量が増加したが,防霜ファンから最短の5.4m地点では風速が小さいにもかかわらず葉温上昇量が大きかった。以上の結果より,送風法による茶園での葉温上昇効果は,風が樹冠面に当たることに依存すると考えられるが,防霜ファンに近い範囲では風速に起因しない葉温上昇が認められた。
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