2006年までに予定される日本におけるGHS (Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals) の実施に関して社会的基盤の整備が急務である。筆者らは、いくつかの化学物質を用いて実際に「健康および環境に対する有害性」の分類を実施した。その分類結果を解析した結果、「健康および環境に対する有害性」の分類に関して幾つかの課題が見いだされた。見いだされた課題の要因を解析するとともに、課題に対する対応案を提案する。