1988 年 36 巻 Supplement4 号 p. 224-227
新しいマクロライド系抗生物質RU 28965を呼吸器感染症に投与し, 臨床効果および安全性と有用性を検討した。
急性気管支炎2例, 慢性気管支炎8例, 気管支拡張症の二次感染症1例に, 1日量200 mgと300mgを朝・夕食前に経口投与した。副作用の1例を除く。10例での有効以上の有効率は90%であった。
副作用は1例に2日目より発疹をみたが, 抗ヒスタミン剤で改善した。
投与前後に検査した臨床検査値では1例の異常も認められなかった。