地学教育
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マグマの粘性と火山体の形状に関する教育実践:スライムを用いたかんたん実験とその学習効果
日向 宏伸佐藤 鋭一
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2017 年 69 巻 4 号 p. 185-198

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抄録

異なる粘性のスライムを用いてマグマの粘性と火山体の形状を関連づける授業実践を行った.スライムは作製が容易であり,低コストで実験ができる.ポリビニルアルコール(PVA)を主原料とする洗濯のりと水の割合を変えることで異なる粘性のスライムを作製することが可能であり,それらをトレイに載せて観察することで,マグマの粘性と火山体の形状の関係を理解することができる.スライムは重ねることもでき,成層火山の形成過程の理解を深めることも可能である.この教材を用いて授業を行い,授業の前後で実施したテストの結果から,生徒の学習内容の理解が大幅に増加したことがわかった.スライムはマグマの粘性と火山体の形状との関係を知るうえで優れた教材だと考えられる.

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© 2017 日本地学教育学会
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