直線型水路を用いて,通常流のもとで,投入する試料の組み合わせを変えた4つの実験を行った;実験A(細礫・細粒砂),実験B(細礫・極細粒砂),実験C(細粒砂・泥),実験D(極細粒砂・泥).実験の結果,実験A, Bでは,礫層と砂層の互層からなる,ほぼ平行な4枚の地層が形成された.実験Cでは,泥層がレンズ状を呈した.実験Dでは,地層境界が波状を呈し,火炎構造が発達した.以上のことから,実験Aと実験Bによって,小学校第6学年の地層の学習で示したい,ほぼ平行な,層状を示す地層を形成させることができると結論づけられた.