地学教育
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原著論文
プラネタリウムを利用した星や星の集まりの授業の有効性―自作のプラネタリウムを小学校に持ち込んで―
榊原 保志 与那嶺 航矢崎 義直手代木 英明
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ジャーナル 認証あり

2022 年 74 巻 2 号 p. 59-74

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抄録

天文の学習にプラネタリウムが有効であることを示すため小学校の空き教室にプラネタリウムを持ち込み,星や星の集まりの授業を行った.約40名の4年生の児童は半径3 mの半球状のドームに入り床に座ることができた.プラネタリウムドーム内は暗いためメモがとれなかった.気分が悪くなる児童がいた.授業前後に質問紙調査を行った結果,以下のことが明らかになった.空には明るさの違う星があることについては授業前に90%の児童はすでに知っていたが,色の違う星があることについて理解した児童は授業前の76%から授業後の93%に増加した.時間が経過しても星の集まりの並び方が変わらないことは授業の効果は認められず,3割程度の児童しか理解していなかった.

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© 2022 日本地学教育学会
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