76 巻 (2005) 1 号 p. 1-6
マメ科飼料植物の代表的なイソフラボノイド,daidzein, formononetinおよびgenisteinを用いた転写活性について,ルシフェラーゼアッセイ法を用いて検討した.Daidzeinは1μmol/lにおいて転写を促進したが,高濃度側の10μmol/lでは逆に転写作用が減弱し,高濃度側においてアンタゴニストとして作用する可能性が示唆された.Formononetinは0.1μmol/lにおいて転写活性が認められなかったが,10μmol/lでは単独,17β-estradiol(E2)併用ともにE2のほぼ2倍の転写活性が認められ,高濃度ではアゴニストとして作用する可能性が示唆された.Genisteinは0.1μmol/lから10μmol/lの各濃度においてE2と類似の転写特性が認められ,genisteinはE2と同様の機序で作用している可能性が示唆された.