日本畜産学会報
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一般論文
乾乳牛における尿の採取時間間隔の違いが尿中カリウム排泄日量の推定精度に及ぼす影響
浅井 英樹中村 豊喜多 一美
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79 巻 (2008) 1 号 p. 45-50

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抄録

乾乳牛において,1.5または6時間間隔で採取した部分尿から1日の尿中カリウム排泄量を推定する際に,尿の採取時間間隔の違いが尿中カリウム排泄日量の推定精度に及ぼす影響について調べた.供試牛として非妊娠乾乳牛8頭を用い,これらにカリウム濃度が1または2%に調整された飼料を給与した.尿は1日間の全尿採取を実施し,6 : 00~18 : 00においては1.5時間間隔で採取した.これら尿について,カリウムおよびクレアチニン濃度を測定した.その結果,1.5時間間隔で採取した部分尿のカリウムとクレアチニンの濃度比に関しては,各時間帯において有意差は認められず(P>0.05),ほぼ同じ値で推移した.1.5または6時間間隔で得られた部分尿から求めた1日の尿中カリウム排泄量の推定値と実測値との関係を検討したところ,それぞれの相関係数は0.83(P<0.001)および0.89(P<0.001)であり,部分尿として用いる尿の採取時間間隔が短い場合,尿中カリウム排泄日量の推定精度はやや低くなることが示唆された.

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© 2008 公益社団法人 日本畜産学会
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