日本畜産学会報
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一般論文
乳牛の妊娠末期における採食量, 採食行動および消化管内容物滞留時間
宮地 慎大下 友子青木 康浩秋山 典昭
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79 巻 (2008) 2 号 p. 211-219

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抄録

妊娠末期の乳牛における採食量と採食行動の関係を明らかにするため,分娩前37-31日(-5週),23-17日(-3週)および9-3日(-1週)の自由採食量,採食行動および消化管滞留時間を測定した.ホルスタイン種乳牛10頭を2群に分け,分娩予定日の45日前から分娩日までイネ科牧草サイレージ(GS)主体飼料(GS区)あるいはGS区のGSの25%をトウモロコシサイレージに代替した飼料(CS区)を自由採食させた.いずれの項目においても給与飼料による差はなかった.自由採食量は分娩3日前まではほぼ一定で推移した(13.4 kgDM/日).採食期(ミール)回数は-1週で最も多く(P < 0.05),この時ミールサイズは小さくなる傾向であった(P < 0.1).また,1ミールあたりの平均継続時間は,-1週が-5週より短かった(P < 0.05).1日の反芻時間,反芻期数および継続時間は分娩前時期による影響はなかった.第一胃および全消化管内滞留時間は,-1週が-5週に比べ短かった(P < 0.05).

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© 2008 公益社団法人 日本畜産学会
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