日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
加熱肉の酸敗に関する研究
I. 水蒸気蒸留法による肉のTBA number測定法について
安藤 則秀山内 清
著者情報
ジャーナル フリー

39 巻 (1968) 1 号 p. 41-47

詳細
PDFをダウンロード (541K) 発行機関連絡先
抄録

生肉に比較して,加熱肉は著しく酸敗の速やかなことが知られている.その理由を解明してゆくために,まず肉の酸敗の程度を測定するのに広く使用されている,TBA number(供試肉1,000g中のマロンアルデヒドmg数)測定法について検討を行なつた.
TMP (1, 1, 3, 3-tetramethoxypropane)と牛肉を用いた実験の結果,酸化防止剤を添加して実験操作中における酸化の進行を抑制し,また蒸留時間,蒸留液量および発色条件に改良を加えることにより,マロンアルデヒドの平均回収率98.2%という,従来知られているTBAnumber測定法に比較して,マロンアルデヒド平均回収率のきわめて良好な,信頼度の高い水蒸気蒸留法による肉のTBA number測定法を考案することが出来た.

著者関連情報
© 社団法人日本畜産学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top