日本畜産学会報
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マウス乳腺発育におけるProlactinおよびGrowth hormoneの重要性
矢内 玲子長澤 弘
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42 巻 (1971) 1 号 p. 31-38

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抄録

マウス乳腺発育におけるPLおよびGHの重要性を検討するために,副腎•卵巣除去マウスに,除去した翌日から毎日,PL (0.5mg), GH (1.0mg)あるいはPL (0.5mg)+GH (1.0mg)を1日2回1週間投与したところ,各群とも,量的にも質的にも無処置対照群のレベルを維持し,PL+GHでは,無処置対照群よりもむしろ優れた結果を示した.一方,副腎•卵巣除去後一度乳腺を退行させてから1週間後に,これらホルモンを10日間投与し続けると,PL群では,量的には無処置対照群よりもやや劣る傾向があったが,end-budの形成には有効であった.また,GH群ではend-budの形成はあまり顕著ではなかったが,量的には充分無処置マウスのレベルにまで回復した.PL+GH群では,量的には無処置マウスのレベルにまで回復し,質的には,むしろ無処置対照群よりも優れていた.以上の結果,比較的大量のPLあるいはGHは,ステロイドホルモンのない状態でも乳腺を維持ないし発育させ得ることが明らかとなり,これらホルモンがmammotropinとして第一義的に重要な要因であると考えられた.

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