48 巻 (1977) 12 号 p. 721-723
ウマ血清中のプロゲステロン(BP)とコルチゾール(BF)を臨床上異常は認められない繁殖用雌馬22頭についてRIA法によって測定した.非妊娠と妊娠例のBP値を比較すると,発情排卵期から排卵後12日までは両者ともほぼ同じ上昇傾向をとるが,その後非妊娠例では急激なBP値の下降がみられ,妊娠例では減少せず一定値を持続した.BFは非妊娠の発情期に最低で,排卵前6日と排卵後18日の2回高値がみられ,妊娠例では排卵前6日に最低で,18日に最高値がみられた.BFの性周期にともなう変動は非妊娠の場合発情開始時にピーク,排卵期と黄体期を低値とする周期性が認められた.