日本畜産学会報
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体重選抜がマウス骨格の発育に及ぼす影響
清水 弘山舘 忠徳粟田 崇上田 純治八戸 芳夫
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56 巻 (1985) 4 号 p. 318-332

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抄録

6週齢体重選抜系統群と無選抜対照系統群について,前肢,後肢,脊柱,肩甲骨,寛骨を含む主要骨格の11部位の体重あるいは上腕骨長に対する3~9週齢の相対発育係数を系統群間で比較し,体重選抜がマウス骨格の発育と体形に及ぼす影響を検討した.選抜群マウスはすべての骨部位で対照群より大きかった.雄の相対発育係数は群間に有意な差は認められず,発育に伴って,両群の各部位は同様の発育様相を示した.しかし,雌マウスでは,寛骨長と胸椎長に群間の有意な差が認められ,いずれの相対発育係数とも体重選抜系統群が小さかった.9週齢の発育値では,選抜群は対照群に比較して,骨格の体重に対する比率が小さく,また上腕骨長に対する比率が大きかった.体重選抜は体高(前肢の長さ)よりは体長と後躯を大きくする傾向を示した.

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