日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
黒毛和種とホルスタイン種の交雑種を用いた産肉形質の遺伝的パラメターの推定
長嶺 慶隆樋口 幹人粟田 崇三田村 強
著者情報
ジャーナル フリー

66 巻 (1995) 12 号 p. 1019-1022

詳細
PDFをダウンロード (270K) 発行機関連絡先
抄録

8頭の黒毛和種種雄牛をホルスタイン種雌牛に交配して生産した交雑種の肥育牛341頭のデータを用い,3つの主要な形質について遺伝的パラメターおよび種雄牛の育種価を推定した.これらの肥育牛は岩手県内の一ヵ所の肥育場において1990年から1994年に出荷された.分析した形質は,導入から出荷までの一日平均増体量(DG)および脂肪交雑を評価するBMSナンバー(BMS),枝肉1kgの単価(CPR)である.遺伝的パラメター推定は,多形質の種雄牛モデルを用い制限最尤推定法により行なった.DGおよびBMS,CPRの遺伝率は,各々0.810および0.111,0.532であった.遺伝相関はDGとBMS間では-0.794,DGとCPR間では-0.353と負の値であり,BMSとCPR間では0.849と大きな正の値が得られた.種雄牛の育種価推定値の幅はDGについては,-174.7~152.8g,BMSについては-0.272~0.146,CPRについては-403.3~292.7円/kgであった.

著者関連情報
© 社団法人日本畜産学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top