日本畜産学会報
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ラットにおけるフェザーミールの嗜好性および栄養価について
河野 省一古市 幸生卯川 裕一梶間 丈晴梅川 逸人高橋 孝雄
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66 巻 (1995) 8 号 p. 725-731

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抄録

フェザーミールはタン白質含量が高いが,不溶性ケラチンが主成分であるため,その消化性は低く,メチオニン,ヒスチジン等の必須アミノ酸も少ない.このフェザーミールの有効な利用を図るために,エクストルーダー処理にともなう嗜好性,栄養価および臭味物質の変化について検討した.その結果,ラットのフェザーミールの嗜好性が増し,タン白質効率(PER),生物価(BV)の向上が認められた.いっぽう,フェザーミール単体の栄養価では,PERがカゼインに比べて著しく劣っていた.エクストルーダー処理をしたフェザーミールを9.5%添加し,タン白質源としてエクストルーダー処理した丸大豆を用い,コーンスターチと大豆油で,タン白質20%,脂肪10%の濃度に調整した試験飼料では,市販配合飼料に比べ,ラットの体重増加は低かった.しかしながら,この試験飼料にビタミンおよびミネラルを添加した試験区では,ラットの成長が市販配合飼料で成育した成長に近づいた.臭味物質として,フェザーミールからアセトアルデヒド,アセトン,2-メチルプロパナール,メチルエチルケトン,3-メチルブタナール,ペンタナール,ヘキサナールが同定された.

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