地理科学
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論文
地図ソフトウェア「カシミール 3D」の開発経緯と地理教育向けの機能の紹介
杉本 智彦
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2022 年 77 巻 3 号 p. 113-120

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抄録

筆者は,地形の可視化を目的として,パソコン用ソフトウェア「カシミール 3D」や,スマートフォンのアプリとして,カシミール 3D と同等の機能をもつ「スーパー地形」アプリを開発してきた。本稿では,これらのソフトウェアの開発経緯や,地理学習・地理教育で活用できると考えられる機能を紹介する。これらのソフトウェアでは,地理院地図などの地図,標高データを重ねることができる。また,地形段彩図,地形断面図,等高線などを自由に作成できる。近年ではスマートフォンの拡張現実機能を活用して,立体地形模型を目の前に提示し,複数人で共用できる「AR地形模型」アプリを開発した。

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