主催: 日本化学会情報化学部会
共催: 日本薬学会, 日本農芸化学会, 日本分析化学会, 日本コンピュータ化学会, 教育システム情報学会 (協賛)
p. O8
定量的構造―活性相関(Quantitative Structure-Activity Relationship: QSAR) は、古くから行われており、数多くの成功例が報告されている。しかし、研究対象とする系あるいは分子群によっては、予測精度の高いモデルが構築できてもその解釈が難しいこともある。本研究では、分子構造をコンピュータで自動発生させて、予測される活性値が高い構造だけを自動発生するQSAR逆設計のシステム設計・運用を試みたので、報告する。分子構造発生には、Tripos社のde novoソフトウェアEA-Inventor を利用し、あらかじめ作成しておいたQSAR/CoMFAモデル式と組み合わせて分子構造の自動生成を行うシステムとして利用した。CoMFAモデルでの計算に必要な重ねあわせ座標の計算も自動化し、QSAR/CoMFAモデル式で計算される活性予測値をスコアとして利用することとした。