ケモインフォマティクス討論会予稿集
第33回情報化学討論会 徳島
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口頭発表
NMR-2JCHとab initio計算による水溶液中の糖コンホメーションの予測
*松原 正陽及川 雅人後藤 仁志
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p. J04

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抄録
糖鎖認識機構などの解明には、糖残基の水酸基による溶媒や基質との水素結合のネットワーク構造を明らかにすることが鍵となる。水溶液中の糖の立体構造を予測するため、NMR-2JCH実験値を再現する構造を溶媒効果を考慮したab initio計算で求め、そのエネルギーを評価した。その結果、高精度ab initio計算でも水溶液中の糖のコンホメーションの予測は難しいが、溶媒効果は比較的良い結果を与えることがわかった。
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© 2010 日本化学会
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