ケモインフォマティクス討論会予稿集
第37回情報化学討論会 豊橋
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ポスター発表
粗視化 MD 計算による種々なリポソームの熱的安定性及び構造変化の比較
*玉井 秀明奥津 尚子徳山 雄生前田 泰志栗田 典之Sergiy ShulgaVictor I. Danilov
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p. P17

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抄録

幾何学的構造とリン脂質分子のリポソームの熱的安定性について解明するために、8 種類の さまざまなリン脂質分子から構成される水中でのリポソームの理論的なシミュレーションを行った。粗子化(CG)モデルに基づいた分子力学シミュレーションを用いることにより、 溶媒和したリポソームの安定構造が得られた。さらに、それらの熱的安定性は、310K と 360K における CGモデルに基づく分子動力学(MD)シミュレーションにより検討した。100ns の CG-MD シミュレーションの結果は、リポソームの内側と外側の脂質分子の数が等しければ、360Kでも球形を保つことがわかった。リポソームの温度変化に対する構造変化の結果及び 比較についての詳細は、当日の研究ポスターにて発表する。

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