主催: 日本化学会情報化学部会
共催: 日本薬学会, 日本農芸化学会, 日本分析化学会, 日本コンピュータ化学会
会議名: ケモインフォマティクス討論会
回次: 39
開催地: 浜松
開催日: 2016/09/29 - 2016/09/30
p. P17-
現在,急速に普及しているスマートフォンやタブレットといった携帯情報端末は,カメラやインターネット通信機能などが搭載され,それらを活用することによって化学研究や教育の発展に大いに寄与することが期待される。当研究室で開発している携帯情報端末向けの分子表示アプリケーションTUTmolは,分子立体構造を様々な描画法で画面に表示し,画面に直接触れて拡大縮小回転などの操作が可能である。本研究では,TUTmolの新たな機能拡張として,拡張現実(AR)技術を用いた文字認識技術を導入し,英数字ARマーカーで指定されたPDBIDを認識し,インターネットを介して該当するPDBファイルを自動的にダウンロードする機能を開発した。また,ダウンロードした分子立体構造ファイルを一覧管理できる機能も導入した。