臨床神経学
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髄液蛋白高値,神経根肥厚をみとめたCharcot-Marie-Tooth disease type 1Aの1例
石神 紀子近藤 正樹中川 正法
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2008 年 48 巻 6 号 p. 419-421

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抄録

54歳男性例を報告した.20歳頃より出現した緩徐進行性の運動感覚性ポリニューロパチーを示し,神経伝導検査および遺伝子診断よりCharcot-Marie-Tooth病(CMT)1Aと診断した.本例は髄液蛋白の著増とMRI上の神経根肥厚をみとめた.神経根肥厚,髄液蛋白高値を示すCMT1Aの診断にあたっては慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)合併の可能性も念頭においた慎重な臨床的,電気生理学的評価が重要であると考えた.

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© 2008 日本神経学会
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