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臨床神経学
Vol. 48 (2008) No. 8 P 550-555

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http://doi.org/10.5692/clinicalneurol.48.550

総説

てんかんは,日本で100万人の患者が存在する有病率の高い慢性神経疾患である.抗てんかん薬治療で約70%の患者で発作が完全に抑制され,内科的治療効果が高い.現時点では,部分発作にはカルバマゼピン,全般発作にはバルプロ酸が推奨されているが,患者固有の条件を考慮した薬剤の選択が求められる.新規抗てんかん薬は,忍容性と薬剤相互作用の点ですぐれており未承認薬の早期承認が待たれる.妊娠可能年齢の女性,高齢者,思春期患者の治療にはそれぞれの配慮が必要である.難治性てんかんの一部はてんかん外科治療で大きな治療効果がえられるようになってきている.手術で治るてんかんを早期に診断することが求められる.

Copyright © 2008 日本神経学会

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