臨床神経学
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原著
ガバペンチンによるミオクローヌスの発現/増悪.自験162例の後方視的研究
小出 泰道池田 仁井上 有史
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2009 年 49 巻 6 号 p. 342-347

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抄録

当院でのガバペンチン(GBP)使用例の中で,ミオクローヌスの発現/増悪をみとめた症例について,その臨床的特徴の検討をおこなった.全162例の使用例の中で対象となった症例は3例であり,既存発作にミオクローヌスを有するものが2例ふくまれた.軽症でありいずれも後遺症を残すような重篤なものはなかった.しかしこれまでの報告で腎不全例,オピオイドを使用する担癌例,ミオクローヌスを有する症例に対してGBPが使用された際に重篤なミオクローヌスが出現したとの報告もあり,とくに既存のミオクローヌスを有する症例では,海外のてんかん治療ガイドラインも考慮すると,GBPは推奨されないものと考えられた.

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© 2009 日本神経学会
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