三重大学大学院医学系研究科神経病態内科学
2013 年 53 巻 11 号 p. 915-918
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アルツハイマー病(AD)と脳血管障害(CVD)の両者に起因する認知症は混合型認知症と呼称され,AD with CVDの用語ももちいられている.ADにはアミロイド血管症がほぼ必発し,それに付随する脳葉型微小出血,皮質型くも膜下出血,皮質微小梗塞などの微小血管病変がみとめられる.アミロイド血管症に加え老人斑,神経原線維変化などのAD病理があれば診断はADであるが,これらが無ければVaDの範疇に属する.ADとVaDの間には重複する病態があり,各々の臨床的特徴の理解が重要である.
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