臨床神経学
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前知謬(promnesia)を呈した部分てんかん患者4例の特徴と特異度
梶川 駿介小林 勝哉宇佐美 清英松本 理器池田 昭夫髙橋 良輔
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2018 年 58 巻 8 号 p. 513-516

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抄録

前知謬(promnesia, prescience)は,自分の体験していることを以前あったことのように感じ,それを予知できていたと認識する前兆(focal aware seizure 単純部分発作)(注1)で,側頭葉てんかんの稀な症状として認識されている.今回promnesiaを病歴上抽出できた部分てんかん患者4例の特徴を検討した.4例中3例は検査上側頭葉由来が示唆され,2例は前兆(注1)としてpromnesiaのみを呈した.Promnesiaは側頭葉内側焦点の局在情報となる可能性が高く,積極的な病歴聴取が肝要であるが,同時に感度,特異度の検討が今後必要である.

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© 2018 日本神経学会
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