臨床神経学
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症例報告
右内頸動脈狭窄によりhemichoreaを生じた1例
六車 一樹元田 敦子杉本 太路北村 健
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2019 年 59 巻 8 号 p. 509-514

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抄録

症例は71歳男性.2014年11月中旬から左半身のhemichoreaが出現した.頭部MRI拡散強調画像で右側脳室後角後方と右前頭葉皮質下に点状の高信号域を認めた.右内頸動脈起始部に高度狭窄を認め,脳血流SPECTでは右大脳半球にびまん性の血流低下を認めた.2015年1月に右内頸動脈の頸動脈内膜剝離術を施行した後,hemichoreaは消失し,右大脳半球の血流は改善した.Hemichoreaは基底核領域の梗塞が原因となることは以前から知られているが,本症例のように内頸動脈狭窄を有するが基底核領域に梗塞を伴わずに内頸動脈領域全般の血流低下を認める症例が,近年東アジアを中心に報告されている.

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© 2019 日本神経学会
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