臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
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原著
筋萎縮性側索硬化症における新たな緩和ケアスケールの提唱と苦痛症状の解析
清水 俊夫清水 尚子小野崎 香苗新井 玉南木村 英紀森島 亮木田 耕太早乙女 貴子佐藤 新中山 優季高橋 一司
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2021 年 61 巻 6 号 p. 361-367

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抄録

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis,以下ALSと略記)患者の終末期の苦痛を評価するため,新たなALS緩和ケアスケールを提唱した.ALS患者31例に対し,13の自覚症状をスコア化した(0~5点).各スコアの平均は,呼吸苦2.5,疼痛2.4,身の置き所のなさ2.4,口渇3.0,灼熱感2.0,むせ・痰がらみ2.0,嘔気0.4,便秘1.5,不眠2.5,不安3.5,寂しさ2.4,いらいら感2.1,思いの伝わらなさ2.3であった.主成分分析では第1主成分負荷量が>0.7を示したものは呼吸苦,身の置き所のなさ,口渇,不安,寂しさ,いらいら感であり,ALSに特徴的であると考えられた.本スケールによる緩和ケアの有効性の検証が期待される.

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© 2021 日本神経学会
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