臨床神経学
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原著
パーキンソン病患者の語想起課題「か」における傾向―当院もの忘れ外来受診患者との比較―
八杉 美奈宮上 紀之 矢部 勇人
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2026 年 66 巻 7 号 p. 466-472

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抄録

パーキンソン病(Parkinson’s disease,以下PDと略記)患者の語想起課題に関する国内研究は限られる.本研究では,Japanese version of the Montreal Cognitive Assessment(MoCA-J)の語想起課題(「か」で始まる語)における語数および語の質的特性を,PD患者100名ともの忘れ外来受診患者100名で比較した.Mini-Mental State Examination(MMSE)はPD群27.6点,もの忘れ群24.4点,MoCA-JはPD群23.5点,もの忘れ群18.7点でいずれもPD群が高値だった.語想起数はPD群9.1個,もの忘れ群9.2個で,認知機能スコアと語数には正の相関を認めた.語種はPD群318種,もの忘れ群285種でPD群では形容詞が少なかった.意味カテゴリ分類(物の名前,動作関連,感情・状態等)では群間差を認めなかった.

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© 2026 日本神経学会

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