臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
Print ISSN : 0009-918X
90歳と超高齢で発症した視神経脊髄炎の1例
菊本 舞野中 恵竹下 潤大下 智彦山下 拓史
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ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: cn-001208

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抄録

症例は91歳女性である.90歳時に右眼の視力低下が出現し,右視神経炎と診断された.その3ヶ月後に左視神経炎を発症したが,いずれもステロイドパルス療法で改善した.91歳時に左上下肢の筋力低下が出現し,MRIで頸髄に4椎体にわたるT2強調画像の高信号病変をみとめ,ステロイドパルス療法により筋力は改善した.血清抗アクアポリン4抗体が陽性であり,視神経脊髄炎(neuromyelitis optica; NMO)と診断した.その後も約1年の経過で脊髄炎は1回,視神経炎は3回も再発した.NMOは90歳以降でも発症することがあり注意が必要である.

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© 2018 日本神経学会
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