臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
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本邦における筋強直性ジストロフィーの診療実態調査―専門医対象全国調査―
松村 剛高田 博仁石垣 景子小牧 宏文高橋 正紀
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論文ID: cn-001347

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抄録

筋強直性ジストロフィーの診療実態について,神経内科および小児神経専門医を対象にアンケート調査した.遺伝学的検査の保険適応についての認知度,検査前説明実施率は高かったが,文書による同意取得は必ずしも行われていなかった.運動機能障害,心肺機能不全,伝導障害・不整脈,嚥下障害は6割以上が重要としたが,本症に特有な低酸素血症・無呼吸,全身合併症を重要としたのは35%未満だった.ホルター心電図や睡眠時呼吸検査,嚥下機能評価の定期実施率は半数以下で,手間のかかる検査は実施困難な状況が示唆された.呼吸ケア・循環器コンサルトでは小児神経科医で積極的で,神経内科では呼吸器装着や経管栄養に否定的な意見も見られた.

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© 2020 日本神経学会
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