論文ID: cn-002104
経験した症例を学会で発表する際,スライドはわかりやすく効果的にする必要がある.よいスライドにするためには,以下の6点を守る.(1)スライド1枚あたりの情報量を少なくする.(2)視認性が高いフォントを使用する.(3)白・黒・灰色以外では,2系統の色(メイン・アクセント)のみにする.原色は避ける.(4)考察は箇条書きを避け,表か図解にする.(5)デザインの基本原則(整列・反復・近接・コントラスト)を守り,適切な余白を確保する.(6)結論には聴衆への明確なメッセージを載せる.また,画面切り替えの「変形」を活用すると,ポインターを使わずに内容を伝えられ,動きがあり視覚的に魅力がある発表にできる.