臨床神経学
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潜因性脳梗塞として経過観察中にplatypnea-orthodeoxia症候群と発作性心房細動が明らかになった1例
古賀 多門江里口 誠 溝口 詩乃兼田 浩平兒玉 和久髙島 洋
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: cn-002165

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抄録

72歳男性.1年前より胸椎圧迫骨折を繰り返し,歩行障害の精査目的に入院となった.左片麻痺,構音障害を認め,NIHSS 3であった.頭部MRIでは両側大脳半球皮質に複数の急性期脳梗塞,経食道心エコーで卵円孔開存(patent foramen ovale,以下PFOと略記)と心房中隔瘤を認めた.歩行時に体動困難となること,立位時の低酸素血症が判明し,platypnea-orthodeoxia syndrome(POS)と診断した.低酸素血症はPFO閉鎖術後に改善した.手術15週後に左麻痺を認め,発作性心房細動を検出し,心原性脳塞栓症と診断した.無症候で経過していたPFOが胸椎圧迫骨折や動脈硬化による影響を受けPOSの病態確立に関与した.本例はPFOと潜在性心房細動が併存し,脳梗塞の原因精査および再発予防において多角的な臨床診断が求められた.

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