臨床神経学
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針筋電図が診断に寄与した近位型頸椎症性筋萎縮症の1例
中村 理奈山本 大輔河田 由香大橋 一慶石谷 瞭
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: cn-002173

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抄録

症例は65歳,男性.右上肢挙上困難を自覚し,1カ月後に右後頸部から右肩にしびれ感を自覚した.右C5・C6神経支配筋の筋力低下を認めたが,頸椎MRIで対応する異常所見は認めなかった.C5・C6傍脊柱筋の針筋電図異常を認め,近位型頸椎症性筋萎縮症(cervical spondylotic amyotrophy,以下CSAと略記)と診断した.CSAは約半数がMRIで異常を認めない.診断には筋力低下・筋萎縮の髄節性分布の同定が重要で,針筋電図はこの髄節性障害の証明に加え,傍脊柱筋の神経原性変化から脊髄前角~脊髄神経後枝の障害を証明することが,診断に寄与する.

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