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日本認知心理学会第13回大会
セッションID: O-3-2-2

記事言語:

http://doi.org/10.14875/cogpsy.2015.0_26

口頭発表3-2 日本語セッション6 (注意)
主催: 日本認知心理学会
  • 抄録

不快感を喚起させる対象は数多く存在するが、同じ様な不快感を喚起したとしても、その原因は様々である。例えば、蓮の実の様な集合体により生じるトライポフォビアという恐怖症がある。Cole & Wilkins (2013) はトライポフォビアの原因は画像のもつ特徴的な画像特性であるとした。そこで本研究は、特徴的な画像特性を持つトライポフォビア喚起画像とそれを持たない不快画像・中性画像の注意処理の違いを実験的に検討した。参加者の課題は、画面上にある標的刺激の方向へサッカードすることであった。周辺視野には妨害刺激として自然画像が呈示され、この時の眼球運動を画像の種類により比較した。その結果、トライポフォビア喚起画像呈示時は不快画像・中性画像呈示時より画像方向への軌跡の終点逸脱が大きい事が明らかとなった。画像の種類間で主観的評価値に違いがないことから、画像の物理的特性がサッカード軌跡に異なる影響を与えた可能性が示唆された。

Copyright © 2015 日本認知心理学会

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