主催: 日本認知心理学会
会議名: 日本認知心理学会第23回大会
回次: 23
開催日: 2025/05/31 - 2025/06/01
視線運動データに対する解析方法として,視野内の実験刺激に対応する特定のエリアに対する停留時間や,実験刺激に重なるようなヒートマップの生成などが一般的に用いられている。しかし,視覚探索課題において,実験刺激に対する注意機能の表れとしての視線運動を捉える場合,停留時間では位置情報が,ヒートマップでは時間情報が消失してしまう点が懸念されている。そこで,両方の情報を保持することを目的とし,実験刺激中心座標系による視線運動データ解析法を提案したい。実験刺激中心座標系とは,実験刺激の位置を中心 (0, 0) として,gazeの位置を相対的な座標位置(距離)を導出する手法である。複数の実験刺激を提示する場合でも,同時に複数扱うことができる。本研究はこの実験刺激中心座標系を用いて,視覚探索課題に対する視線運動の特徴をパターン化した。