日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第23回大会
セッションID: P1-10
会議情報

合成音声の抑揚の有無が自然さの認知に与える影響
*藤田 哲也, 井上 晴菜
著者情報
キーワード: 合成音声, 熟知価, 抑揚
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

テキストを入力して音声を合成する技術により生成された合成音声に対する評価基準の一つに「自然性」が挙げられている。その自然性を診断する評価項目の一つにイントネーション(抑揚)がある。本研究の目的は,合成音声作成時に抑揚の有無を操作することが,聞き手が認知する自然さに影響するか,その影響は単語の熟知価によってことなるかを検討することであった。高熟知語と中熟知語各40語を,入力文字読み上げソフト(VOICEPEAK)で読み上げる際に抑揚の有無を操作し,音声刺激を作成し,参加者に話し方の自然さの評定を求めた。その結果,読み上げられた単語の抑揚の有無と熟知価が,話し方の自然さの評定値に影響を与えることが確認された。また,高熟知の単語においては,同一単語の抑揚ありと抑揚なしの間で負の相関が見られた一方で,中熟知の単語においては,有意な相関が見られなかった。

著者関連情報
© 2025 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top