コンクリート工学
Online ISSN : 2186-2753
Print ISSN : 0387-1061
ISSN-L : 0387-1061
工事記録
プレキャストアーチ構造を採用した鉄道高架橋の施工について
上田 清弘安東 嵩容永尾 拓洋
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 50 巻 7 号 p. 615-620

詳細
抄録

身延線富士宮・西富士宮間立体交差化事業は,工期短縮および景観性の向上を目的として,プレキャストアーチ式ラーメン高架橋を鉄道構造物として初めて採用した事例である。プレキャストアーチ式ラーメン高架橋とは,工場製作されたスタンド部材,半割アーチ梁部材,横梁・スラブ部材と呼ばれる3つのプレキャスト部材を現場で組み立てることにより構築した開腹型アーチ橋形式の高架橋である。本稿では,プレキャストアーチ式ラーメン高架橋の特徴,施工方法および施工管理について報告する。

著者関連情報
© 2012 公益社団法人 日本コンクリート工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top