コンクリート工学
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「既存コンクリート構造物の性能評価指針2014」の概要
三橋 博三米澤 敏男岸 利治今本 啓一野口 貴文上田 多門下村 匠
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2015 年 53 巻 4 号 p. 325-332

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抄録

持続可能な社会を構築するために,既存構造物の状態・保有性能を適切に評価し,補修・補強を加えながらその長寿命化を図っていくことは重要である。2014年11月に出版された「既存コンクリート構造物の性能評価指針」には,このような状況で利用できる既存コンクリート構造物の性能評価に対する一般的な要求事項,および性能評価の方法・手順が規定されている。本指針に示される性能評価には,概略性能評価に加えて2レベルの詳細性能評価が含まれる。また,用いられる具体的な方法として,書類調査や外観調査などに加えて,劣化・損傷の詳細調査,材料特性の将来予測,保有性能の詳細な数値計算による算定などの方法も示されている。

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© 2015 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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