コンクリート工学
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テクニカルレポート
PC鋼材の付着性能が異なるPPC梁の曲げひび割れ性状
辻 幸和李 春鶴橋本 親典栖原 健太郎
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2015 年 53 巻 6 号 p. 542-550

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抄録

ポストテンション方式およびプレテンション方式により作製したPPC(Partially Prestressed Concrete)梁の曲げひび割れ性状について,その実験結果を報告する。コンクリートの圧縮強度は,100 N/mm2,70 N/mm2,および35 N/mm2に変化させた。そして,アンボンドも含めたPCグラウトの品質を変えたポストテンション方式のPPC梁およびプレテンション方式のPPC梁におけるPC鋼より線やPC鋼棒のPC鋼材とコンクリートの付着性能は,PPC梁の曲げひび割れ性状に大きな影響を及ぼすことを報告する。また100 N/mm2級の高強度コンクリートを用いたPPC梁では,プレテンション方式よりも高強度PCグラウトを充填したポストテンション方式のPPC梁の方が,曲げひび割れ性状が良好であることも報告する。そして,土木学会コンクリート標準示方書における曲げひび割れ幅の算定式の適用性に言及する。

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© 2015 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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