コンクリート工学
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テクニカルレポート
鉄筋コンクリートの複合劣化に関する機構解明と実態調査
鉄筋コンクリート構造物の複合劣化機構の解明とその対策に関する研究委員会
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2020 年 58 巻 4 号 p. 289-296

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抄録

2017年4月~2019年9月に,日本コンクリート工学会の研究委員会として,「鉄筋コンクリート構造物の複合劣化機構の解明とその対策に関する研究委員会」が設置された。ここでは,複合劣化に関する研究成果や調査結果を整理し,複合劣化の進行機構,複合劣化の実態調査,複合劣化に対する補修補強の実績を精査した。その内,本稿では,塩害と中性化,塩害と凍害,塩害とASR,および凍害とASRに着目し,材料科学的見地に基づく劣化進行の機構解明と,実験室や実構造物での劣化進行の実態調査を報告する。また,それらを比較し,個々の単独劣化が複合劣化に及ぼす影響を整理する。

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© 2020 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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