コンクリート工学
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解説
日本建築学会「鋼・コンクリート機械的ずれ止め構造設計指針」の刊行
福元 敏之城戸 將江馬場 望
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2023 年 61 巻 2 号 p. 133-137

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抄録

鋼コンクリート合成構造に於いて,異種材料や異種の構造部材・システムを接合する接合部は,重要な構造要素である。接合部の基本的な応力伝達及び抵抗機構としては,付着,摩擦力及び機械的ずれ止めが挙げられる。機械的ずれ止めは,建築分野に於いて,主に頭付きスタッドが多用されているが,合成構造の多様化傾向を鑑みると,頭付きスタッドのみでなく,土木分野で適用されている孔あき鋼板ジベル等の高耐力,高剛性の機械的ずれ止めも,今後,建築分野に取り入れていく必要がある。「鋼・コンクリート機械的ずれ止め構造設計指針」は,頭付きスタッド及び孔あき鋼板ジベルを対象に,建築分野の接合部ディテールに即した構造性能評価法を構築し,刊行されたものである。

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© 2023 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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