コンクリート工学
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温度ひびわれ制御を考慮した水道用調整池の築造工事
安達 節夫相蘇 淳一名倉 健二
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1987 年 25 巻 10 号 p. 25-34

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抄録
高区調整池は平面寸法116.6m×105.6m, 高さ5.8m, 容量44650m3の規模をもつマスコンクリート構造物であることから, 水密性および耐久性などに有害な影響を及ぼすような温度ひびわれの発生が懸念された。このため, 温度ひびわれ制御対策を検討・実施した。さらに, この施工結果をフィードバックし, 季節変動など施工条件の違いを考慮して制御対策の見直しを行った結果, 温度ひびわれの発生については所要の品質をほぼ満足する範囲内に制御することができた。本稿は本調整池における温度ひびわれ制御対策の検討およびその施工結果について述べたものである。
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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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