日本調理科学会誌
Online ISSN : 2186-5787
Print ISSN : 1341-1535
ISSN-L : 1341-1535
資料
離乳食の調理方法に関するアンケート調査
~現在と20年前の10倍粥の調理方法について~
柴田(石渡) 奈緒美梅村 詩音
著者情報
ジャーナル 認証あり

2020 年 53 巻 1 号 p. 25-33

詳細
抄録

 2018年3~5月に生まれた子どもの保護者と,大学生(19.7±1.1歳)の保護者を対象とし,乳児が初めて食する固形食である10倍粥の調理方法に関するアンケート調査を実施した。その結果,現在は鍋を利用した調理方法ではなく,電子レンジ,炊飯器,ハンドブレンダーなど簡便かつ時間短縮に貢献できる手法が主流であることが明らかとなった。しかし,20年前に割合が高かった「炊いたご飯を鍋で調理する」は現在においても18.9%が最も利用する方法として回答されていたことから,継続的に利用される調理方法であることが分かった。保存方法に関しては冷凍保存の割合が高くなり,保存期間も20年前と比較し,長いことが明らかとなった。これはホームフリージングの浸透が原因として挙げられるが,同時に,ホームフリージングの正しい方法について広く情報提供される必要があると示唆された。また保存容器は20年前と比較し,離乳食専用の容器を利用する割合が高いことが明らかとなった。

著者関連情報
© 2020 一般社団法人日本調理科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top