都市計画論文集
Print ISSN : 1348-284X
第38回学術研究論文発表会
セッションID: 87
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ネットワーク上での混雑を考慮した最適職住配置手法の構築とその実証研究
*円山 琢也原田 昇
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抄録

最適職住配置問題を扱った研究は数多いが,その多くは旅行時間は一定であるとの仮定を用いている.この仮定は職住再配置による交通混雑の変化を無視している.本研究は,ネットワーク均衡モデルを用いて最適職住配置問題を混雑を考慮した形式に拡張する.モデルの定式化と解法を示したのち,そのモデルを,東京都市圏に適用する.道路と鉄道の大規模なネットワークのデータが利用される.最適職住配置により,総旅行時間,総走行台キロ,道路と鉄道の混雑,およびCO 2 排出量が削減されることが示される.また,再配置の対象となる通勤利用者の割合を変化させるシナリオ分析を行い,職住再配置政策は,混雑の緩和により再配置の対象とならない利用者にも便益が生じることなどを示す.

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© 2003 公益社団法人 日本都市計画学会
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