那覇市の中心市街地にある地区において、コミュニティ計画の活動拠点となる場所を基点として、子ども達が主体となって取り組むコミュニティの改善計画に取り組んだ事例報告である。 本事例は、コミュニティ計画に取り組むNPO等と、設置された自由に立ち寄れる活動拠点(「コミュニティサロン」)に出入りする子ども達が共同で、地域における子ども達の放課後・休日の過ごし方調査、屋外での大人と子どもの行動感圧調査を行い、その結果を踏まえて、地域の路上を活用した遊び場づくりに取り組んだものである。 基盤となる立ち寄り空間の形成、子ども達の認識を裏付けるための調査活動、調査と連動した実践の試みを組み合わせた事例としてコミュニティ計画上、重要な事例と考えられる。