都市計画論文集
Print ISSN : 1348-284X
第44回学術研究論文発表会
セッションID: 96
会議情報

地域協働型まちづくりにおける市民が担うフォーラム運営の課題と展望
- 大阪府吹田市「東部拠点のまちづくり市民フォーラム」を事例に
*田中 晃代
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は、連合自治会組織をベースに全市レベルの市民を巻き込み、より公益的な活動へと発展を遂げている東部拠点のまちづくり市民フォーラム事務局の機能や運営について段階ごとに追究している。その結果、市民フォーラムや事務局の拠点を活動している地域に置くことは、市民による主体的なフォーラム運営に欠かせない条件であることが読み取れた。都市整備の分野では、従来ならば、フォーラム運営は専門家にまかせ、市民はセッティングされた「場」に参加することが多かった。市民フォーラム事務局は、各々の事務局機能の段階を経て、より中間支援組織としての役割を担って発展してきている。

著者関連情報
© 2009 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top